岸田文雄首相を襲撃した容疑者を取り押さえた「漁師」のおじさんが、まるでヒーローのごとく賛美されている。
私は、どうも違和感を感じてならないのだ。
和歌山は、「超ウルトラ保守国」であり、二階俊博のような政治家が輩出される土地柄であり、「警察組織」に対しても一般市民のみならず、地元メディアも好感を抱いている。
私はどうも、「漁師のおじさん」が容疑者に対して、「ヘッドロック」をかます様子を無条件に賛美する気になれないのだ。
腕っぷしに自信があり、喧嘩慣れした感じというか、あの容疑者を制圧する姿を私は生理的に受けつけない。
以前、門博文の応援に二階俊博が駆け付けた時の和歌山駅前の「異常なひとだかり」をブログに書いた。政治家としてモラルの欠くような人間であっても、自民党で権力を持った政治家をまるで、「有名タレント」のごとくヒーロー視する和歌山県民の民意を私は疑う。
和歌山県警が日本中から批判されることを私は願うばかりだ。