孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

「ナマポ」 生活保護受給者に対する偏見 田舎ほど激しい 私なんかも将来その当事者になる可能性が極めて高い ギリギリで働いている人間の「近親憎悪」に過ぎない

生活保護受給者のことを「ナマポ」と呼ぶが、やはり根底には差別と偏見があるのだろう。私が住んでいる関西の地方都市などは、そうした傾向が極めて強い。先日、私が毎朝行く喫茶店のマスターが、生活保護受給者に対する「トンデモナイ差別発言」をしているのを耳にした。その内容は、「働く能力のないダメ人間は、生活保護を国から恵んでもらう」という趣旨のものだった。確かに、「働けない人間は、生活保護制度を利用する選択肢」しか残されていないだろう。この喫茶店のマスターは、確かに「働き者」であると同時に、「コロナ禍」の3年間で、精神的におかしくなっているみたいなのだ。「アルバイトの学生」は次々と辞めていく。この喫茶店は、決まった「大学の大学生」を、アルバイトとして採用していた。このアルバイトの大学生たちは、イマドキにはない「真面目な子」ばかりで、「性格も良い」子ばかりであった。そのような子たちが、次々と辞めていくのだから、このマスターの豹変は誰の目にも明らかである。やはり、「接客業」として「コロナ感染」に異常なまでに神経を使い、ノイローゼになったのだろう。おそらく、「精神を切り詰めて、働いているマスター」にとって、「生活保護受給者」などは「働かず、国からお金をもらっている怠け者」にしか見えないに違いない。しかし、現実の「生活保護受給者」は、様々な人生の事情を抱えて生きている。中には、暴力団関係者が、「不正受給」をしていることがあるが、何万分の1の割合でしかない。「生活保護受給者」を差別する者たちは、「自分がギリギリの状態」で働いている場合が多い。つまり「自分も生活保護受給すれすれの苦しい状態」にあって、かろうじて「働いている」ことからくる「近親憎悪」だ。「近親憎悪」ほど、人間の醜悪な心理はないと私は思えてならない。「ベーシックインカム」については、賛否両論あるが、私は大賛成である。「ベーシックインカム」によって、働かない人間が増加することはあり得ないと思う。私なんかも、将来は、「ナマポ」になる可能性が高く、切実な問題である。