孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

高知白バイ事件 「スリップ痕」は警察の捏造 事故発生当時に30人以上の「高知県警」の警察官が実況見分に集まる 何の落ち度もない片岡晴彦さんは「警察組織」の隠蔽の犠牲者である

袴田事件」の再審が決まったが、いまだ「再審請求」が認められない冤罪事件があまりにも多すぎる。その一つに、高知白バイ事件がある。2006年3月3日に高知県吾川春野町で、お別れ遠足の中学3年生を乗せたバスが、レストランの駐車場から右折して対向車線に出ようとした際に、白バイと衝突して、白バイ運転していた高知県警の26歳の警察官が死亡する事件が発生した。この事故で、片岡晴彦さんが、「業務上過失致傷」で現行犯逮捕されたことから悲劇が始まる。「高知白バイ事件」の最大の争点は、「スリップ痕」が、片岡晴彦さんが急ブレーキをかけたことによるものなのか、それとも「警察」が「証拠の捏造」をしたことによるものかである。また、検察側は、白バイが、法定速度60キロで走行していたと主張した。一方、弁護側は、法定速度を遵守せず、時速100キロを超えていた。弁護側の主張は、時速100キロという違法な白バイの走行をした白バイ隊員が、バスに自ら激突したことになり、片岡晴彦さんに何の落ち度もないことにる。裁判において「白バイが、法定速度を遵守せずに、走行していた」事実を事件発生当時にバスの後方にいた「全く利害関係のない第三者である会社員」と「緊急用車両」として生徒たちと一緒にバスに乗らず自家用車真後ろを走行していた校長先生が目撃したと証言する。校長先生の証言は、ともかく、全く利害関係のない会社員が、虚偽の証言をするだろうか。さらに、バスに乗車していた「生徒たち」も白バイが、異常なスピードで走行してきたのを目撃している。一方、「死亡した白バイ隊員の同僚」が、衝突現場から178m離れた所から事件を見ていて、白バイは、「法定速度を遵守していたと」と証言する。白バイ隊員が、法定速度を遵守せずに、時速100キロで走行していた事実を裏付ける証人の数は、27人である。それに比して、白バイ隊員が、法定速度を遵守していたと裏付ける証人の数は、「死亡した白バイ隊員の身内である警察官」1人だけである。それにも関わらず、裁判官は、身内の警察官の証言を採用する。弁護側は、一貫して「ブレーキ痕」は警察の「証拠の捏造」と主張するが、受け入れられず、片岡晴彦さんは、刑が確定して、刑務所に入らざるを得なくなった。裁判所は、事故が起きて短時間で、「スリップ痕」を警察組織が、「捏造する」ことはあり得ないと判断したのだろう。確かに「スリップ痕」を科学的に証明し切れなかったことが「高知白バイ事件」の敗訴の最大の原因である。しかし、事故発生当時に「実況見分」に30人以上の警察官が集まったことは異常である。片岡晴彦さんは、「再審請求」を求めたが却下され続けている。何の落ち度もない人間が、「警察組織」の隠蔽工作の犠牲になったことは、非常に許し難いとともに「不条理」極まりないことである。