孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

奥崎謙三 昭和天皇に「パチンコ玉」を投げ 警察官に向かって「人間の顔してるか、貴様ら」と罵倒する 「左翼」が持ち上げた理由が納得 これぞ「アナーキー」で「パンク」で「ロック」だ

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奥崎謙三が主演したドキュメンタリー「ゆきゆきて、神軍」は、非常に賛否両論がある。良識的市民と言われる人たちは、眉をひそめるか、拒絶反応を示した。しかし、一部の左翼人たちが、このドキュメンタリーを評価したことも忘れてはならない。井出孫六氏は、奥崎謙三の本まで書いている。奥崎謙三は、昭和天皇に「パチンコ玉」を投げて逮捕された。皇室「ポルノビラ」をばらまいたり、過激な行動を取るが、その背景には、「天皇の戦争責任」を追及する確固たる意志があったことは紛れもない事実である。「ゆきゆきて、神軍」は、邪道である。そんなことは、この映画を撮った原一男自身が一番分かっているはずである。「邪道」と非難されても、やはり「天皇の戦争責任」に迫る姿勢は、もっと評価されるべきではないだろうか。映画の中で、奥崎謙三の行動は、エスカレートしていく。おそらく、原一男が、奥崎謙三をあおっているのだろう。私が好きなシーンは、奥崎謙三が、警察官に向かって、「人間の顔してるか、貴様ら」と罵倒するところ。もう一つは、かつの「上官」に掴みかかって、「靖国神社に参拝したら、英霊が救われると思うのか」と迫るシーン。上官は、病いを患っているのであるが、奥崎謙三は、容赦なく、「戦時中に、上官たちが犯した行為」を追求していく。最終的に「ゆきゆきて、神軍」の撮影中に奥崎謙三は、逮捕されてしまう。終戦から、78年が経過して、「戦争体験者」たちも少なくなった。「朝日新聞」で「語り継ぐ戦争」のような連載や「投書」を読んでいるのであるが、どうも私には、本当の戦争の残酷さや悲壮感が全く伝わってこないのだ。戦時中に、「語るのも憚るような」惨たらしい事実が数多く存在している。しかし、「朝日新聞」のようなメディアは、通り一遍のきれいごとしか論じない。「戦争」の裏の歴史というようなものをもっと私たちは知るべきではないだろうか。奥崎謙三は、狂人である。しかし、奥崎謙三のようなものしか、「大声で、天皇の戦争責任」を追及できない戦後日本の姿もおかしいように私は思えてならない。