孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

「卒業名簿」に死亡や行方不明になった人間は「どんな人生」を送ったのかと思う 人生まさに「悲喜こもごも」である

卒業名簿などに、死亡や行方不明となっている人間が各学年に必ず存在する。私の高校の同級生でも、2人は亡くなったと風の噂に聞いた。ひとりの男は急死であった。自殺をしたと言われている。自殺する理由など彼には全く見当たらないのであるが。「エリートコース」を歩んでいた。司法試験に合格して、司法修習を終えて、これから「法曹界」に入るという矢先の事であった。いったい、彼に何があったのだろうか。傍から見ると、「順風満帆な人生」を送っているように見えても、「深い苦悩」を抱えて生きていたのだろう。もうひとりは、女子で地味な子であまり印象がなかった。この2人は、偶然にも私と「同じクラス」であった。私が通っていた私立中学・高校は、「徹底した管理教育」で生徒を押さえつけた。しかし、生徒同士の仲は、非常に良く、「いじめ」など存在しなかった。基本的に「性格の良い奴ばかり」がそろっていたのである。皆は、教師の指示に従って、真面目に勉強していたが、私だけは、この「学校の管理教育」に対して反感を感じ、一切勉強をしないことをポリシーにした。授業中に当てられても、「分かりません」としか言わなかった。「教師」に喧嘩を売るような行為であったが、この行為が、他の生徒に「受けた」。「ネタ」として大爆笑を取ったのである。教師の方も、最初は、「ブチ切れそうになっていたが、諦めて、こいつに何を注意しても無駄である」と悟った。10年ほど前に、母校の「同窓会の手紙」が来たが、私は欠席した。私が同窓会を欠席したのは、エリートになった同級生に合わす顔がないからだ。しかし、皆が「華やかな人生」を送っているとは限らない。せっかく「エリートコース」を歩み始めても、「人生」には常に「落とし穴」がある。「エリート」ほど挫折をすると、立ち直ることができない。特に私の母校の生徒たちは、そうした「免疫力」が備わっていない。やはり、「私立中学・高校」に進学するよりも、「公立中学から公立高校」に進学する方が良いのではないかと私は考えている。「卒業名簿」の死亡や行方不明という記述を見ると、人生はまさに「悲喜こもごも」であると痛感させられる。