孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

米麻薬取締局 心的外傷後ストレス障害(PTSD)治療に MDMA(エクスタシー)を使う臨床試験を許可 「精神医学」に麻薬が使用されるようになる 人間の「心の傷」を薬物以外で治癒することが出来ないのが「悲しいかな現実」である

米麻薬取締局がついにMDMAを心的外傷後ストレス障害治療を目的とした臨床試験にゴーサインをした。MDMAのPTSDへの治療効果と安全性が証明されれば、セラピストたちは合法的にこの薬物を処方できるようになる。幻覚剤学研究会(MAPS)を創立したリック・ドブリン会長と精神科医のマイケル・ミソファーは臨床試験の許可を求め続けてきた。PTSDという精神疾患は、治療困難なものである。かつては、統合失調症が「人類普遍の病い」と恐れられていたが、今や「ありふれた精神疾患の一つ」に過ぎなくなった。統合失調症の症状である「妄想や幻覚・幻聴」を薬物で緩和することが可能になった。しかし問題点も多い。長年にわたって「統合失調症」に有効な薬物を服用していると、呂律が回らなかったり、体重が増加したりと様々な弊害が生じているのも事実だ。しかし、精神科医たちは、「薬物治療の有効性」を妄信している。中には、思春期の一過性の症状で、「統合失調症」に類似した精神状態に陥る人間に対してまで、「統合失調症に有効な薬物」を服用させているケースがある。言い換えれば、「統合失調症患者」を無理に作り出している。PTSDと言う精神疾患は、事件や事故に巻き込まれて、こころに深い傷が残り、「フラッシュバック」などの後遺症に悩まされる。様々な治療法が精神科医やセラピストによって生み出されている。例えば、「EMDR」という治療方法がある。「眼球運動による脱感作と再処理法」という別称であるが。この治療法は、日本でも少数ながら施している精神科医やセラピストがいる。「自分にとってのトラウマになる出来事」を思い出しながら、精神科医やセラピストが動かす「指」を目でで追いかけるものだ。EMDRは、アメリカのフランセス・シャピロと言う心理学者によって考案されたもの。はっきり言って、「眼球運動」によって「トラウマ」によってダメージを受けた「脳の部位」にまで影響を与えることなど不可能に近い。おそらく、今後MDMAが、PTSDの治療に使用され始めるだろう。悲しいかな、人間が受けた心の傷を治癒するのがいかに困難なものかと再認識させられる。