孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

ひきこもりを売りにする 髭男爵 山田ルイ53世 「本当のひきこもり」ではないし 「芸人」として「ひきこもり」と称して講演するのは 邪道で 「本当のひきこもり」に失礼だ

 「髭男爵」の山田ルイ53世は、元「ひきこもり」を売りにして講演までしている。それを見ると私は芸人として一番してはならない卑怯なことをしていると思えてならないのだ。山田ルイ53世は、6年間のひきこもり経験がある。六甲中学に在学中に不登校になってひきこもったが、大検を取って、愛媛大学に合格している。六甲中学と言えば、進学校であり、ひきこもり経験の後も国立大学に合格している。この略歴だけ見ても、山田ルイ53世の「地頭」が良いかを物語っている。山田ルイ53世は、登校中に「ウンコ」を漏らしたことがきっかけで、ひきこもりになったという。ありそうな話であるが、重篤なひきこもりは、そうした体験を「笑い話」や「ネタ」に方向転換する「柔軟性と度胸」がない。そのため、いつまでも「失敗した負の体験」をくよくよと悩み続ける。山田ルイ53世の職業は、「芸人」である。「芸人」が、そうしたことを売りにするのは「商売」であって、ひきこもり当時者が自らを語るのとは全く違ってくる。どうもその点を分かっていない「ひきこもり支援者」が多いように私は思えてならない。だから、講演会やひきこもり界隈の有名人と対談をさせたりするのだろう。山田ルイ53世の「ひきこもり期間」は、6年である。「長期化したひきこもり問題」が深刻になっている現状において、山田ルイ53世の「ひきこもり体験」は当事者たちに何の意味をも成しえないだろう。むしろ「世間を器用に生きている」山田ルイ53世に劣等感を抱くのではないだろうか。髭男爵が一時期「ブレイク」したことがあった。その後売れなくなって、世間から忘れ去られた。「芸能界」の「生存競争」は、凄まじいものがある。「売れなくなる」ということは、やはり「面白くない」からだ。そのため「一発屋芸人」たちは、再起を賭けて「様々な戦略」を練る。「髭男爵」の山田ルイ53世は、「ウンコを漏らして、短期間ひきこもりになった」ことが「世間受けするネタ」であり「再びブレイクする鉱脈」と悟った。山田ルイ53世の「話し口調」には、「ひきこもり」という苦しい体験をした人間の「切実さ」が全くない。こうした山田ルイ53世の「ひきこもりを売りにする芸」は、邪道でひきこもり当事者に失礼だと私は思う。そして、「芸人」であれば、「本当のネタ」で人を笑わすべきだ。