桐島聡容疑者が神奈川県内の病院に偽名で入院していたが、自ら50年前の企業爆破事件の逃走中の犯人であると名乗り、神奈川県警が警視庁に連絡して逮捕された。
反帝国主義や反植民地主義を掲げるテロ組織「東アジア反日武装戦線」は、「狼」「大地の牙」「さそり」と称して、大企業を狙ったテロを起こした。
三菱重工ビル爆破事件は一番有名である。
すでに逮捕されて懲役刑を受けて、獄死した者もいるが、桐島聡と佐々木規夫、大道寺あや子らは現在も逃走中である。
警視庁公安部は、「本人のDNA型と照合する証拠物には古いものが多く、確認は慎重にしなければばらない」などと悠長なことを言っている。
新しい警視総監が着任した時期と重なり合ったのは偶然にしても何か因縁めいたものを感じてならない。
警視庁公安部は、大川原工業の「でっち上げ冤罪事件」で恥をさらしたが、これまで様々な情報が寄せられたにもかかわらず、桐島聡を逮捕できなかったのは非常になさけない。
それにしても思うのは、現代においてこうした「思想を実践する左翼」が不在になったことだ。
本屋「プラグ」のように口舌の徒ばかりになって、逮捕覚悟で「言論活動」をが出来ない。
残りの大道寺あや子、佐々木規夫、頑張って逃げ通してください。