先日の朝日新聞「声」に定年退職をして、ボランティアで中学3年生の高校受験の数学を教えている60歳代の元教師の投稿があった。
この元教師の主張は、最近の高校入試の数学の問題がパズルみたいで難し過ぎて、塾に通って、「受験テクニック」を身に付けなければ解けない。塾に通う子どもとそうでない子供の「教育格差」を強調するものである。
ボランティアで教えているということは、公立高校を受験する子供たち対象である。
この投稿主は、神奈川県在住。
確かに、神奈川県の高校入試は、他の都道府県と比較すればより難しい。
しかし、私立高校のような「マニアック」な問題は出題されない。
要するのこの元中学教師は自分が最近の入試問題を解けないだけなのである。
それを「教育格差」などの社会問題にすり替えるのは如何なものかと私は思う。
朝日新聞の愛読者は、知識人ぶっているが、本当は頭が悪い事を物語っている。