孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

司馬遼太郎 日本を代表する「国民的大作家」 最初に見合い結婚した妻を「嫁いびり」から守れず離婚 天下国家を論じる資格があるのか?

司馬遼太郎といえば、国民的大作家である。死後も、多くのファンを獲得して、司馬遼太郎の著作が次々に読まれている。テレビの影響が最も大きい。司馬遼太郎の原作を「映像化」することによって、本が売れる構造になっているからだ。一方で、「司馬史観」と銘打って、司馬遼太郎の「歴史認識」を痛烈に批判する学者も多い。当然である。司馬遼太郎の「歴史認識」は、負の部分に目をつぶって、ただ面白おかしく英雄や勝者の生き方のみに焦点を当てるだけである。子供が、「歴史」に関心を持つきっかけになって良いという者がいるが、とんでもないことで、「誤った歴史認識」を植え付けるだけである。司馬遼太郎の妻は、福田みどりが有名であるが、過去に離婚歴があって、その妻との間に子供がいたという「私生活」があまり知られていない。福田みどりは、司馬遼太郎が「産経新聞」に勤めていた時の同僚であった。司馬遼太郎は、昭和24年に大阪大学の勤める薬剤師の女性と結婚した。しかし、子供が出来たが、「嫁いびり」が酷く、この女性は離婚に追い込まれて、長男の「親権」も「跡取り」ということで、わが子と離れ離れにされてしまった。司馬遼太郎は、父親の言いなりになって、この妻を「嫁いびり」からも守ってやることができなかった。司馬遼太郎は、あろうことか長男とも一緒に暮らすことはなかった。長男は、結婚するまで、司馬遼太郎の「両親」と一緒に暮らしたという。司馬遼太郎は、文化勲章を受章している。「課税対象遺産額」が約26億4千万円に上がることが、大阪国税東大阪事務所の告示で分かっている。長男は、約9億6千万円を相続した。この長男は、どれだけの「遺産」を与えられても嬉しいと思わないのではないだろうか。司馬遼太郎は、ある意味「天才」である。一つの小説を書く際には、「古本屋」から「多量の参考文献」を買い込んで、資料と格闘しながら、「作品」を仕上げたいったという。司馬遼太郎を担当していた編集者は、「司馬遼太郎さんは、本を読むというより、情報を目で写し取っている感じがした」と証言している。後世の若い子供にまで「司馬遼太郎の本」は、読まれ続けている。その意味で偉大な作家であること紛れもない事実だ。しかし、父親に文句を言わず、最初の妻を「嫁いびり」から守ってやれなかったのは、人間としていかがなものかと思う。このような人間が、「天下国家」を論じる資格があるのか果たして疑問だ。