孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

「カリスマ予備校講師」吉野敬介 暴走族上がりで 偏差値25から86にアップして大学に合格 試験が終わって血を吐いた どこまで本当なのか極めて胡散臭い そのうえ生徒を殴って書類送検

予備校の世界は、非常に厳しい世界と言われている。特に、大学受験の大手予備校の講師として、生き残っていくには、戦略が欠かせない。そのため、派手なパフォーマンスをして、生徒を引きつける必要がある。ただ、予備校の世界はそうした負の部分だけではなく、高校よりも「勉強の楽しさ」を知る生徒もかなり存在する。すべての予備校講師は、高校の教師と違って、真剣に教えることは紛れももない事実である。吉野啓介という「カリスマ予備校講師」がいる。元暴走族という肩書で、著作もあり、「受験勉強」のみならず「自己啓発的」な発言までしている。吉野啓介が言いたいことは、「たかが受験勉強。才能などなくても、死ぬ気になって勉強すれば、志望校に合格する」という至ってシンプルなものである。こうしたメッセージが、厳しい社会を生き抜いていくうえでも有用であると考える人がいて、吉野啓介を重宝するようだ。確かに、吉野啓介の主張は間違ってはいない。「受験勉強」などは、「努力」すればするほど「結果」が出るものである。しかし、言い訳せずに、死に物狂いで「受験勉強」しろという「ガンバリズム」を「社会生活」に適用するのはいかがなものかと私は思う。「社会生活」を生きていくことと「受験勉強」は全く別物である。「受験勉強」は努力が報われるが、「社会生活」は自分の力が及ばない「不可抗力」によって支配されていると言っても過言ではない。吉野啓介は、「暴走族」で喧嘩に明け暮れていたが、恋人に振られてことがきっかけで「大学進学」を志したという。その時の国語の偏差値が25で、英語などは、「アルファベット」すらろくに書けなかったという。一念発起どころか、1日「20時間」勉強して、最後は国語の偏差値が86にまでアップした。そして、東京の有名私立大学に軒並み合格したが、古典を勉強したいため国学院大学に進学する。その後は、予備校講師となって、「予備校業界」のカリスマ的存在となる。吉野啓介の「受験体験記」には、真偽定かでない部分が多い。Wikipediaには、詳細に吉野啓介の発言の「変更箇所」を指摘する書き込みがある。2002年には、生徒を殴って書類送検されている。吉野啓介のように、「大言壮語」する人間は、信用できないと私は思う。